旦那のゴミを片付けながら。

旦那とのコミュニケーション方法を模索する日々の記録とつぶやき

旦那のゴミを片付けながら

夫婦として初めての大がかりな引っ越しを控え、倉庫などの掃除ーというよりほとんどゴミ捨て作業なのだけどーをしながらやり場のない怒りがこみ上げる。

本人曰く「片付けを教えられなかった」。旦那のゴミを捨てるのは日常茶飯事であるので、あまり深く考えずに淡々と作業すればよいのだが、私は旦那のゴミを片付けるために仕事を辞めてはるばる遠くまで引っ越したのかと、そんな思いがたまによぎってしまう。

一度、コーヒーテーブルに放置されたお菓子のゴミをしばらくそのままにしたことがある。しばらくして機嫌良く話をしていた際に「ゴミはゴミ箱に捨ててね」と優しくお願いしたつもりだったが、このタイミングが悪かったらしい。その直前に「ゴミは捨てた」とのことで、「やっている」と一気に機嫌が悪くなり、そこから早口の反撃を受けた。ざっくりまとめると、

ー家にいる時間が圧倒的に長い私が、さして広くもないアパート内の一カ所でゴミが捨てられたかどうか分かっていないのはおかしい

ー私ができていないことがたくさんある中で、彼ができていないことを一つ一つ指摘するならば、自分も同じように指摘するが、それでもいいのか

ということだそうだ。

私は、そこにあるゴミをただゴミ箱に捨てて欲しいと言っているだけで、「これから気をつけるよ」とか「いつもゴミを捨ててくれてたんだね、ありがとう」みたいな一言があれば気持ちは落ち着くのに、とも言ってみた。

それに対しては、「悪いとも思っていないことを謝ることはできない。今回ゴミは捨てたのだから」だそうだ。怒りを通り越して、あきれてしまった。

ということでゴミ捨て問題は我が家ではかなり気を遣って扱わなければならない案件であり、ストレスの源の一つ。何がムカつくかって、旦那が「ゴミを片付けられるようにならなければ」という気持ちが微塵も感じられないところである。だが、イライラしても仕方がない。手取り足取り、ゴミの片付けができるようになるために習慣づけるほか、解決方法はない。

今、実験的に試みていることは、一緒に片付けること。

夜寝る前に、私がコーヒーテーブル上のマグカップを片付ける際に、旦那に「ゴミをゴミ箱に入れようね」と促す。できたら、「ありがとう、すごく助かるよ」と感謝を伝える。

そして、家はなるべくきれいに片付けて(完璧にはほど遠いが)、きれいに暮らすことの気持ちよさを実感させる。

10年後、何も変わっていなかったとしても、旦那のゴミ問題に対して今と同じレベルでイライラすることのないように、お互いに成長できていればいいなと思う。